捻挫ねんざ)” の例文
蹴られた横腹がずきずきし、捻挫ねんざしたのか、びっこを引かなければ歩けない。人通りのないさびしい夜道なのが幸だった。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
夜になるとそのままこおるので、うっかりあるくと踏み返して足を痛める、菊枝は気もあがっていたし、馴れぬ夜道ではげしくつまずき、くるぶしのところを捻挫ねんざした。
日本婦道記:不断草 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
それでまっすぐに歩いていったら、落し穴があっておっこち、左のくるぶしを捻挫ねんざした。
女は同じ物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
捻挫ねんざでございます。