“捲立(まきた)” の例文
五色(ごしき)のシナ縮緬(ちりめん)で捲立(まきた)てられた柱もあれば、またある大きな柱は赤地に青と白との唐草(からくさ)模様の羅紗(らしゃ)で捲立ててある。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
そのうちにヤット波の絶頂まで登り詰めてホットしたと思う束の間に、又もスクリュウを一シキリ空転さして、潮煙(しおけむり)を捲立(まきた)てながら、文字通り千仭(せんじん)の谷底へ真逆落しだ。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)