“捏鉢”の読み方と例文
読み方割合
こねばち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大甕おおがめ、酒甕、捏鉢こねばち徳利とっくり花立はなたてつぼ、これが広っぱに山のように積んである。博多はかたあたりの町を歩いて必ず荒物屋にあるのは、皆ここから供給される。
北九州の窯 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
このほかこの窯では徳利とっくり雲助うんすけも作り、大ものでは甕類、井戸側、焼酎甕しょうちゅうがめ捏鉢こねばち等も作るそうです。
多々良の雑器 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
後者は昔から色々のよい雑器を焼いた窯でありまして、今も伝統が残ります。美しい櫛描の捏鉢こねばちを作った肥前の庭木は全くすたれましたが、弓野はわずかにけむりをあげます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)