“大捏鉢”の読み方と例文
読み方割合
おおこねばち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よく民芸館に飾られる全緑釉、指掻紋の大捏鉢おおこねばちがあるが、之も朝市での収獲であった。その日私は時間がおくれて九時頃に出かけた。
京都の朝市 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
この窯は昔北九州地方でよく描かれた松絵の大捏鉢おおこねばち水甕みずがめを、一番近年まで焼いていたところであります。近頃また再興しましたが雄大な作品であります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
しかし他の窯の例と同じように、茶器の類にはよいものがなく、活々しているのは大捏鉢おおこねばちとか、水甕とか、「うんすけ」と呼んでいる口附徳利だとか、そういう台所道具の類であります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)