“持仏堂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じぶつどう80.0%
ぢぶつ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母屋の中心に、持仏堂じぶつどうもあれば、侍部屋もある。寝所、釜殿かまどの女童部屋めわらべべや奴僕ぬぼくの小屋、殊に目立つのは、うまやのあることである。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「わたしの持仏堂じぶつどうですよ。この中に、平安朝へいあんちょう時代の黄金仏が安置してあるのです。」
超人ニコラ (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
玉兎つきも仏国西方に傾く頃を南無仏南無仏、恩愛永離おんないえいりの時こそ来つれと、もとゞり斬つて持仏堂ぢぶつに投げこみ、露憎からぬ妻をも捨て、いとをしみたる幼きものをも歯をくひしばつて振り捨てつ
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)