拾本じつぽん)” の例文
その一室の如きは二抱ふたかゝへもある四角な黒檀こくたん質の柱が参拾本じつぽん以上並び、其れに電灯の映つたもとで幾十の食事の客が大理石の卓を囲んで居る光景はに見られない壮観であつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)