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抛擲
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はうてき
ふりがな文庫
“
抛擲
(
はうてき
)” の例文
当人は人一倍
困悶
(
こんもん
)
したが、
何様
(
どう
)
も病気には勝てぬことであるから、暫く学事を
抛擲
(
はうてき
)
して心身の保養に
力
(
つと
)
めるが宜いとの勧告に従つて
観画談
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
利休にはそれが以前の持主の名器に対する執着の
抛擲
(
はうてき
)
のやうにも見えました。利休は独語のやうに言ひました。「これでこそ、結構至極ぢや……」
利休と遠州
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
柳北翁に至つては純乎たる混沌時代の産物にして、天下の道義を嘲弄し、世道人心を
抛擲
(
はうてき
)
して、うろたへたる風流に身をもちくづしたるものなり。
明治文学管見:(日本文学史骨)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
しかもそれ等は内容証明でなければ必ず配達証明だつた。僕は万事を
抛擲
(
はうてき
)
して何度もそれ等を
熟読
(
じゆくどく
)
した。実際又僕には熟読する必要もあつたのに違ひない。
変遷その他
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「本当です。本当に私は
抛擲
(
はうてき
)
しました。」
計画
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
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「本當です。本當に私は
抛擲
(
はうてき
)
しました。」
計画
(旧字旧仮名)
/
平出修
(著)
“抛擲”の意味
《名詞》
抛擲(ほうてき)
投げ捨てること。投げうつこと。
放り出すこと。
(出典:Wiktionary)
抛
漢検1級
部首:⼿
7画
擲
漢検1級
部首:⼿
18画
“抛”で始まる語句
抛
抛棄
抛物線
抛出
抛込
抛下
抛入
抛却
抛合
抛捨