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手頭
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てくび
ふりがな文庫
“
手頭
(
てくび
)” の例文
翁は、自から大きな
鉄槌
(
かなづち
)
を取り上げて、少女の両手を拡げさせて、動脈の打つ
手頭
(
てくび
)
のあたりへ五寸釘を
打
(
ぶ
)
ち込んで、白木の十字架に打ち附けた。
点
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ト文三が
手頭
(
てくび
)
を振ッて見せる。お勢は唯
点頭
(
うなずい
)
た
而已
(
のみ
)
で言葉はなく、二階を降りて奥坐舗へ参ッた。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
「キリスト様もこうやって死なれた。この子も神のために
犠牲
(
ぎせい
)
になるんだ。」といって、また額に釘を当てて、打ち込もうと鉄槌を握った太い
手頭
(
てくび
)
に力瘤を入れた。
点
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭