手觸てざは)” の例文
新字:手触
友次郎を引立てゝ來たのを、一と責め當つて見ましたが、證據は一と通り揃つて居るくせに、どうも手觸てざはりが違ひます。
こゝのあらたへのといふのは、やはり枕詞まくらことばです。たへは着物きものといふことで、手觸てざはりのあらいものが、あらたへなのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)