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手携
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てさ
ふりがな文庫
“
手携
(
てさ
)” の例文
室
(
へや
)
のすみに腰かけて、
手携
(
てさ
)
げとパラソルとを
膝
(
ひざ
)
に引きつけながら、たった一人その
部屋
(
へや
)
の中にいるもののように
鷹揚
(
おうよう
)
に構えていた。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
私の
手携
(
てさ
)
げ袋の中には、奈良の薬師寺で拾った瓦や、東大寺で買った鐘や、いろ/\のものが入っているので、手が痛くなって、其処の松並木の下の草原で暫らく休んだ。
舞子より須磨へ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
自分でてきぱきとそこいらを片づけて置いて、パラソルと
手携
(
てさ
)
げを取り上げるが否やその宿を出た。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
「あいつの
手携
(
てさ
)
げに入れたかしらん」という声がしたので葉子ははっと思った。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
携
常用漢字
中学
部首:⼿
13画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭