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所以
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いわれ
ふりがな文庫
“
所以
(
いわれ
)” の例文
婦燭を
執
(
と
)
りて
窟壁
(
いわ
)
の
其処此処
(
そこここ
)
を示し、これは蓮花の岩なり、これは無明の滝、乳房の岩なりなどと
所以
(
いわれ
)
なき名を告ぐ。
知々夫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
丁度
葉裏
(
はうら
)
に隠れる虫が、鳥の眼を
晦
(
くら
)
ますために青くなると一般で、虫自身はたとい青くなろうとも赤くなろうとも、そんな事に
頓着
(
とんじゃく
)
すべき
所以
(
いわれ
)
がない。
マードック先生の『日本歴史』
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
藤次郎が東雲と号したことについては
所以
(
いわれ
)
のあることで、この東雲という人は非常な師匠思い……したがって正直
律義
(
りちぎ
)
であり、製作にかけてもなかなか
優
(
すぐ
)
れている所からして
幕末維新懐古談:06 高村東雲の生い立ち
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
本阿弥の辻と町の者が呼ぶ
所以
(
いわれ
)
は、光悦の一軒があるのみでなく、彼の住む素朴な長屋門に隣りして、彼の
甥
(
おい
)
とか、同業の職人たちとか、一族の者がみなこの辻の表や裏に、仲よく
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「土人の女がこの俺のような支那の若者をこう熱心に保護してくれる
所以
(
いわれ
)
がない」
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“所以”の意味
《名詞》
所 以(ゆえん)
そうである理由。ゆえんを参照。
(出典:Wiktionary)
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
以
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“所以”で始まる語句
所以者何
所以也
所以原免
所以尭巽舜