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戦慄
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みぶるい
ふりがな文庫
“
戦慄
(
みぶるい
)” の例文
旧字:
戰慄
道理が
戦慄
(
みぶるい
)
して逃げ出し、人情が呆れて顔を
反
(
そむ
)
けるような、そんな奇怪な神の存在をわれ等は知らない。それは人間の迷信が造り上げた神で、実際には存在しない。
霊訓
(新字新仮名)
/
ウィリアム・ステイントン・モーゼス
(著)
こう申しては
勿体
(
もったい
)
ないのですが、旦那様程の御人の好い御方ですら
制
(
おさ
)
えて制えきれない嫉妬の為めには、さあ、男の本性を顕して——獣のような、
戦慄
(
みぶるい
)
をなさいました。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
あたりまえの言葉をあたりまえに言い出したに過ぎないが、女は
戦慄
(
みぶるい
)
するほどに怖れたので
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
飛び道具に恐れての
戦慄
(
みぶるい
)
か? それとも手弱女の類を絶した、この世ならぬ美に胸
衝
(
う
)
たれ恍惚から来た身の顫えか? 下段に構えた刀を引き入身正眼に付けたまま、いつまでもじっと動かない。
紅白縮緬組
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
桜子の声は喉のうちに消えて、軽い
戦慄
(
みぶるい
)
が、スーッと身体を走ります。
新奇談クラブ:03 第三夜 お化け若衆
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「察しておくれよ」と、吉里は
戦慄
(
みぶるい
)
しながら火鉢の前に
蹲踞
(
しゃが
)
んだ。
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
丁度、私が
遁
(
のが
)
れて来た世界とは、ああいう
眩暈
(
めまい
)
と
戦慄
(
みぶるい
)
との出るような
寂寞
(
せきばく
)
の世界だ。そこにあるものは降りつもる『生』の白雪だ。そこはまるで氷の世界だ。氷の海だ。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
冷い、かすかな
戦慄
(
みぶるい
)
は人知れず彼の身を伝うように流れた。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“戦慄”の意味
《名詞》
戦 慄(せんりつ)
恐ろしさのために震えること。わななくこと。
(出典:Wiktionary)
“戦慄”の解説
戦慄(せんりつ)は、2007年にエールから発売されたパチスロ(5号機)。保通協に登録された型式名は戦慄DD。
(出典:Wikipedia)
戦
常用漢字
小4
部首:⼽
13画
慄
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
“戦慄”で始まる語句
戦慄的