“戊(ぼ)” の例文
自分も体(からだ)が丈夫ならば——三年前の検査に戊(ぼ)種などという憐むべき資格でなかったならば、満洲の野に、わが同胞とともに、銃を取り剣を
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
丙は乙に当ると共に、丁戊(ていぼ)の側面攻撃を防禦しなければならぬ。己(き)と戊(ぼ)とが張り合っている横合いから丁が差手をする。そう当ると庚(こう)と辛(しん)とが、間道づたいに奇襲を試みる。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
士と土、爪と瓜、岡と罔(もう)、齊と齋、戊(ぼ)と戌(じゅつ)、これらの区別は大方知らぬ人もなけれど商(あきなひ)と啇(音テキ)、班(わかつ)と斑(まだら)の区別はなほ知らぬ人少なからず。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)