トップ
>
懾伏
>
しょうふく
ふりがな文庫
“
懾伏
(
しょうふく
)” の例文
かくのごとく
勢
(
いきおい
)
強き恐ろしき歌はまたと
有之間敷
(
これあるまじく
)
、八大竜王を
叱咤
(
しった
)
するところ竜王も
懾伏
(
しょうふく
)
致すべき勢
相
(
あい
)
現れ
申
(
もうし
)
候。
歌よみに与ふる書
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
まるで何か知らん目には見えないが、
其処
(
そこ
)
に恐ろしい或者が立ちはだかっていて、雲は
其
(
その
)
前に
懾伏
(
しょうふく
)
して、進むことも退くことも出来ないもののようである。
黒部川奥の山旅
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
一体古代の笑いは敵魔
懾伏
(
しょうふく
)
の魔法であったことが民俗学の方から次第に明らかにされて来ているが、そこまでは溯らなくても、奈良・平安時代の
御神楽
(
おかぐら
)
には、
天鈿女命
(
あめのうずめのみこと
)
が岩戸の前で踊ったように
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
かくの如く勢強き恐ろしき歌はまたと
有之間敷
(
これあるまじく
)
、八大竜王を
叱咜
(
しった
)
する処、竜王も
懾伏
(
しょうふく
)
致すべき
勢
(
いきおい
)
相現れ申候。
歌よみに与ふる書
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
“懾伏”の意味
《名詞》
懾 伏(しょうふく; 別表記:慴伏、懾服)
相手の勢力に恐れてひれ伏すこと。
(出典:Wiktionary)
懾
漢検1級
部首:⼼
21画
伏
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
“懾”で始まる語句
懾
懾服