トップ
>
懺悔話
>
ざんげばなし
ふりがな文庫
“
懺悔話
(
ざんげばなし
)” の例文
これというのも、あなたの
懺悔話
(
ざんげばなし
)
を伺って余り御気の毒に思ったものですから、つい我を忘れて変な理窟を考え出して了ったのです。
二癈人
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
他人の門戸をうかがうような不倫をあえてするに至った事の申し訳にもいくぶんはなるかもしれないから一つの
懺悔話
(
ざんげばなし
)
としてここにしるしてみよう。
比較言語学における統計的研究法の可能性について
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
物置の前から奥の一と間に案内されて、平次とガラッ八は、磯屋貫兵衛の不思議な
懺悔話
(
ざんげばなし
)
に耳を傾けました。
銭形平次捕物控:091 笑い茸
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「女殺し……あなたという人は、今まで幾人の女を殺しました、さあ、今晩の寝物語に、その
懺悔話
(
ざんげばなし
)
を聞こうじゃありませんか、ぜひ……白状しないと殺すよ」
大菩薩峠:33 不破の関の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「私のは功名談なんて景気の好いものじゃありません。
懺悔話
(
ざんげばなし
)
ですから、
御所望
(
ごしょもう
)
されると困ります」
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
私と親しく話をする時分に折々尼僧と共々に涙を流してあの時に、あんな事がなかったらこんな馬鹿な事はなかったろうという
懺悔話
(
ざんげばなし
)
を折々聞いた。そういう点を見ても全く根が悪い人でない。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
私が、女だてらに怖ろしい
渡世
(
とせい
)
をしていたことは、いつか、万吉さんからも話しました。また、私の口からも、幾度となく
懺悔話
(
ざんげばなし
)
をしてあります。けれど、もうお綱は、きれいに足を洗いました。
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それから
暁
(
あかつき
)
かけて、一切の
懺悔話
(
ざんげばなし
)
。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
物置の前から奧の一と間に案内されて、平次とガラツ八は、磯屋貫兵衞の不思議な
懺悔話
(
ざんげばなし
)
に耳を
傾
(
かたむ
)
けました。
銭形平次捕物控:091 笑い茸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
先生、どうかこれから申上げます私の
懺悔話
(
ざんげばなし
)
を御聞取の上、裁判官の方々に御伝え下さい。
双生児:――ある死刑囚が教誨師にうちあけた話――
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
ここまで申し上げたら、あなたも、
懺悔話
(
ざんげばなし
)
をして下すってもいいでしょう
大菩薩峠:23 他生の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「四五十年前の
懺悔話
(
ざんげばなし
)
になります」
村の成功者
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
その通りだ、——父上、成滝近江は、三十何年前姫路を退転したとはかねがね聞いているが、その父上を、藤枝蔵人が討ったという
懺悔話
(
ざんげばなし
)
は、先日始めて三河屋で聞いた。
銭形平次捕物控:087 敵討果てて
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
何が、どう
緒
(
いとぐち
)
になったか知れないうちに、関守の
懺悔話
(
ざんげばなし
)
となりました。
大菩薩峠:33 不破の関の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
懺
漢検1級
部首:⼼
20画
悔
常用漢字
中学
部首:⼼
9画
話
常用漢字
小2
部首:⾔
13画
“懺悔”で始まる語句
懺悔
懺悔録
懺悔心
懺悔文
懺悔状
懺悔也
懺悔室
懺悔座
懺悔式
懺悔王