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慈愛
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なさけ
ふりがな文庫
“
慈愛
(
なさけ
)” の例文
平常
(
ふだん
)
気の知れぬ夫の傍に居て、口さがなき
下婢
(
げじよ
)
の手前などに気をかね、一途に気を張詰めたる身ですから、たまたま嬉しき母の
詞
(
ことば
)
を聞いてはしみじみ母の
慈愛
(
なさけ
)
が身に徹して、イイエ、なに
こわれ指環
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
是非
先方
(
むこう
)
より
頭
(
かしら
)
を低くし身を
縮
(
すぼ
)
めて
此方
(
こち
)
へ相談に来たり、何とぞ半分なりと仕事をわけて下されと、今日の上人様のお
慈愛
(
なさけ
)
深きお言葉を頼りに泣きついても頼みをかけべきに、何としてこうは遅きや
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“慈愛(慈(仏教))”の解説
慈(じ、pi: mettā 、sa: maitrī 、en: loving-kindness)とは、仏教の概念で人々(生きとし生けるもの)に深い友愛の心、慈しみの心を持つこと。また、それらに楽を与えたいという心を持つこと。「抜苦与楽」の「与楽」に相当する。慈愛(じあい)とも訳される。
四無量心(四梵住)としてまとめられる4つ徳目「慈・悲・喜・捨」(じ・ひ・き・しゃ)の最初の1つ。
(出典:Wikipedia)
慈
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
愛
常用漢字
小4
部首:⼼
13画
“慈”で始まる語句
慈
慈悲
慈姑
慈母
慈善
慈悲深
慈善市
慈眼
慈円
慈父