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愛鷹山
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あしたかやま
ふりがな文庫
“
愛鷹山
(
あしたかやま
)” の例文
信長は、
払暁
(
ふつぎょう
)
すでに、大宮を立って、浮島ヶ原から
愛鷹山
(
あしたかやま
)
を左に見て進んでいた。旅行中も、寝るには
晩
(
おそ
)
く、起きるには
夙
(
はや
)
い信長だった。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
成立の原因は違っても、富士の
愛鷹山
(
あしたかやま
)
の頂上部が、仮に爆裂飛散せずに原形を保存していたとすれば、シャスチナ位になっているかも知れない。
火と氷のシャスタ山
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
思はず長い時間を其處で費し、また街道に出て暫く行くと道はやゝに海岸を離れて
愛鷹山
(
あしたかやま
)
の根に向ふ形になる。そしてその向うに吉原宿の町が見えてゐる。
樹木とその葉:27 春の二三日
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
のたり/\の波の
長閑
(
のどか
)
な春の
海面
(
うなづら
)
を
愛鷹山
(
あしたかやま
)
の上から富士が覗いている。
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
その功によって
愛鷹山
(
あしたかやま
)
南麓の高国寺城を預かることになった。
埋もれた日本:――キリシタン渡来文化前後における日本の思想的情況――
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
▼ もっと見る
(
愛鷹山
(
あしたかやま
)
や富士の
高嶺
(
たかね
)
かすかになりて、天つ御空の霞に)——
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
東の窓からは近く
香貫
(
かぬき
)
徳倉
(
とくら
)
の小山が見え、やゝ遠く箱根の圓々しい草山から
足柄
(
あしがら
)
の尖つた峰が望まるゝ。北の窓からは
愛鷹山
(
あしたかやま
)
を前に置いた富士山が仰がるゝ。
樹木とその葉:04 木槿の花
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
ぜひなく、
愛鷹山
(
あしたかやま
)
の根に沿った西への道を、幾段にもなって、落ちて行った。敵に追われ、雪風に捲かれながら、逃げなだれてゆく人馬の影が日没まで絶えなかった。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その平野の東寄りの奧に
愛鷹山
(
あしたかやま
)
がある。
樹木とその葉:30 駿河湾一帯の風光
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
“愛鷹山”の解説
愛鷹山(あしたかやま)は静岡県の東部にある山。富士山の南隣に位置する火山である。最高峰は標高1504.2mの越前岳。狭義には南方にある1,187.5mの愛鷹山峰を指す。愛鷹山塊や愛鷹連峰とも呼ばれることがある。日本二百名山の1つ。
(出典:Wikipedia)
愛
常用漢字
小4
部首:⼼
13画
鷹
漢検準1級
部首:⿃
24画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“愛鷹”で始まる語句
愛鷹
愛鷹丸