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愈
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いや
ふりがな文庫
“
愈
(
いや
)” の例文
余は人間と生れしを
歎
(
たん
)
ぜり、もし愛情ちょうものの余に存せざりしならば余にこの落胆なかりしものを、ああ
如何
(
いか
)
にしてこの傷を
愈
(
いや
)
すを得んや。
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
妾の
懺悔
(
ざんげ
)
、懺悔の苦悶これを
愈
(
いや
)
すの道は、ただただ苦悶にあり。妾が天職によりて、世と
己
(
おの
)
れとの罪悪と戦うにあり。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
恋愛なるものはこの弱性を
療
(
れう
)
じ、この不満足を
愈
(
いや
)
さんが為に天より賜はりたる至大の恩恵にして、男女が互に劣情を
縦
(
ほしいまゝ
)
にする禽獣的慾情とは品異れり。
「歌念仏」を読みて
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
こうした噂までが、
愈
(
いや
)
が上に、この狂言の人気を
唆
(
そそ
)
った。
藤十郎の恋
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
懺悔の苦悶、これを
愈
(
いや
)
すの道はただ
己
(
おの
)
れを改むるより
他
(
た
)
にはあらじ。されど
如何
(
いか
)
にしてかその己れを改むべきか、これ
将
(
は
)
た
一
(
いつ
)
の苦悶なり。苦悶の上の苦悶なり、苦悶を愈すの苦悶なり。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
愈
漢検準1級
部首:⼼
13画
“愈”を含む語句
愈々
愈〻
腹愈
韓愈
愈太刀
愈益
愈氏
愈末期
愈更
愈曲園
愈愚
愈愈
愈御酒
偖愈
愈以
愈〻道
愈〻甚
愈〻新
愈々益々
半愈
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