恥入はじい)” の例文
しかし段々だんだん落着おちつくにしたがって、さすがにミハイル、アウエリヤヌイチにたいしてはどくで、さだめし恥入はじいっていることだろうとおもえば。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「そううけたまわれば恥入はじいる次第で、恥を申さねば分らんでありますが、うたゝの、この和歌でござる、」
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
とこういうたところが、れのラマは大いに恥入はじいったということです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「そう無くてはならぬ、恥入はじいる、恥入る」
大岡越前の独立 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
「未熟で恥入はじいり申す。」
姫たちばな (新字新仮名) / 室生犀星(著)