恐気おぞけ)” の例文
旧字:恐氣
今はうなって誰も鼻撮はなッつまみで新吉と云うと他人は恐気おぞけふるって居るのだ、長く此処こゝに居る気もないから、いっそ土地を変えて常陸ひたちの方へでもこうか、上州の方へ行こうか
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
すると其の席に居た三平が急に恐気おぞけを慄い出し
幇間 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)