“恋猫”の読み方と例文
旧字:戀猫
読み方割合
こいねこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恋猫こいねこ恋犬こいいぬにわとりは出しても/\につき、すずめは夫婦で無暗むやみに人のうち家根やねに穴をつくり、木々は芽を吐き、花をさかす。犬のピンのはらははりきれそうである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
新吉は狭くて高い庇や、梯子の跡などはない中庭の湿しめった土などを指すのでした。二間ほどの空間を隔てて、向うは恐ろしくやわな忍び返し、恋猫こいねこが踏んでも一とたまりもなく落ちそうです。