“戀猫”の読み方と例文
新字：恋猫
読み方割合
こひねこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新吉は狹くて高い庇や、梯子の跡などはない中庭の濕（しめ）つた土などを指すのでした。二間ほどの空間を隔（へだ）てて、向うは恐ろしくやはな忍び返し、戀猫（こひねこ）が踏んでも一とたまりもなく落ちさうです。
銭形平次捕物控：145 蜘蛛の巣 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)