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怪訝顔
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けげんがお
ふりがな文庫
“
怪訝顔
(
けげんがお
)” の例文
黒くなりたる
櫃
(
ひつ
)
の上に、美しき
手毬
(
てまり
)
のありしを、女の児に与うれば、気味悪そうに手に取りて、「こりゃ何。」と
怪訝顔
(
けげんがお
)
。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
寺田寅彦さんと云う方は御座らぬかとわめくボーイの
濁声
(
だみごえ
)
うるさければ黙って居けるがあまりに呼び立つる故オイ何んだと起き上がれば
貴方
(
あなた
)
ですかと
怪訝顔
(
けげんがお
)
なるも気の毒なり。
東上記
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
むくむくと起き上ったる清吉
寝惚眼
(
ねぼれめ
)
をこすりこすり
怪訝顔
(
けげんがお
)
してまごつくに、お吉ともども
噴飯
(
ふきだ
)
して笑い、清吉
昨夜
(
ゆうべ
)
はどうしたか、と
嬲
(
なぶ
)
れば急にかしこまって無茶苦茶に頭を下げ
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「誰かと思ったら……」と、小五はやっと、
怪訝顔
(
けげんがお
)
を解いて笑い出した。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、
怪訝顔
(
けげんがお
)
して訊ねた。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
と、僧は
怪訝顔
(
けげんがお
)
で
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
怪
常用漢字
中学
部首:⼼
8画
訝
漢検1級
部首:⾔
12画
顔
常用漢字
小2
部首:⾴
18画
“怪訝”で始まる語句
怪訝
怪訝相