怪俄けが)” の例文
怪俄けが人は出来る、死人は出来る、いやはや目も当てられぬ激しいいくさだつたのぢや。
黄金の甕 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
紙鳶たこすら自由に飛ばされず、まりさえ思う様にはつけず、電車、自動車、馬車、人力車、自転車、荷車にぐるま、馬と怪俄けがさせ器械の引切りなしにやって来る東京の町内にそだつ子供は、本当にみじめなものだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)