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性得
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しやうとく
ふりがな文庫
“
性得
(
しやうとく
)” の例文
なれど「れぷろぼす」は、
性得
(
しやうとく
)
心根
(
こころね
)
のやさしいものでおぢやれば、山ずまひの
杣
(
そま
)
猟夫
(
かりうど
)
は元より、往来の旅人にも害を加へたと申す事はおりない。
きりしとほろ上人伝
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
されば身のたけも抜群なに、
性得
(
しやうとく
)
の剛力であつたに由つて、伴天連が「ぜんちよ」ばらの石瓦にうたるるを、防いで進ぜた事も、一度二度の沙汰ではごさない。
奉教人の死
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
性得
(
しやうとく
)
愚
(
おろか
)
な私には、分りすぎてゐる程分つてゐる事の外は、
生憎
(
あいにく
)
何一つ呑みこめません。
地獄変
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
性
常用漢字
小5
部首:⼼
8画
得
常用漢字
小5
部首:⼻
11画
“性”で始まる語句
性
性質
性急
性根
性分
性懲
性来
性悪
性癖
性情