トップ
>
忸
>
な
ふりがな文庫
“
忸
(
な
)” の例文
感覚を
佯
(
いつは
)
ることに
忸
(
な
)
れた此女の情熱のうちに、どれだけの真実が含まれて居るのであらうか。俺は知らない。ただ此女ならばまづ心がゆるせる。
瘢痕
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
斯
(
か
)
うして
邪気
(
あどけ
)
ない生徒等と一緒に、
通
(
かよ
)
ひ
忸
(
な
)
れた道路を歩くといふのも、最早今日限りであるかと考へると、目に触れるものは
総
(
すべ
)
て丑松の心に
哀
(
かな
)
し
可懐
(
なつか
)
しい
感想
(
かんじ
)
を起させる。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
余いずくんぞ一言なきを得んや。古人初めて
陳
(
の
)
ぶるに臨まば奇功多からざらんを欲す。その小成に安んずるをおそるるなり。今君は弱冠にして奇功多し。願わくは他日
忸
(
な
)
れて初心を忘るるなかれ。
将来の日本:02 序
(新字新仮名)
/
田口卯吉
(著)
余いずくんぞ一言なきを得んや。古人初めて
陳
(
の
)
ぶるに臨まば奇功多からざらんを欲す。その小成に安んずるをおそるるなり。今君は弱冠にして奇功多し。願わくは他日
忸
(
な
)
れて初心を忘るるなかれ。
将来の日本:04 将来の日本
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
僕は
忸
(
な
)
れ合いが嫌いだ。僕の手は乾いている。
二十歳のエチュード
(新字新仮名)
/
原口統三
(著)
忸
漢検1級
部首:⼼
7画
“忸”を含む語句
忸怩
忸々敷
忸々