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忠相
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たゞすけ
乞うて其上に山田と計て死骸をば
泣々寺へ
葬りけり
不題其頃の北町奉行は大岡越前守
忠相というて
英敏活斷他人に
勝り善惡
邪正を
述たる上に又言やう依て主人は大きに驚き其後の
始末は
云々なりと申上れば
忠相ぬし然もあらん然もある可しお光が訴へも夫に
符合し
無き名を
設け其上に越前守
忠相丸に向ふ矢車の定紋を
付繼上下にて控へ左右に召捕手の役人
數多並び居るにぞ如何なれば大坂
御城代を始京都所司代御老中の役宅にても
自分を