“忠教”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ただたか33.3%
ただのり33.3%
たゞのり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大久保彦左ヱ門忠教ただたかといえば、徳川家康いえやす以来の名臣で、十六歳のときから戦場の功名数しれず、大名にも取りたてられるはずのところを
幻術天魔太郎 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
家祖、忠教ただのり、忠政様このかた、まだかつて、おのれのような無恥、腑抜ふぬけ、不所存者は、ひとりも出したことのない家だ。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
世に謂ふ大久保彦左衛門忠教たゞのりは忠俊の子だとも云ひ、忠員の子だとも云ふ。忠茂の第五子に至つては、或は忠平に作り、或は忠行に作る。伝説の菓子師は此忠行を祖としてゐるのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)