“ただのり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
忠度70.0%
忠学10.0%
忠悳10.0%
忠教10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔平家の武士の忠度ただのり俊成卿しゅんぜいきょうの『千載集せんざいしゅう』の中に自分の歌を読人知らずとして載せられたのを残念に思って、いくさに赴く前に俊成の門を叩いて、その怨をべたというようなこともある。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
辻番所組合遠藤但馬守胤統たじまのかみたねのりから酒井忠学ただのりの留守居へ知らせた。酒井家は今年四月に代替だいがわりがしているのである。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
石黒忠悳ただのり氏はその頃の長官でした。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
家祖、忠教ただのり、忠政様このかた、まだかつて、おのれのような無恥、腑抜ふぬけ、不所存者は、ひとりも出したことのない家だ。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)