かた)” の例文
光栄ともかたじけなしとも、なんともかとも有難く感じたてまつったあの『源氏物語』のおん大将、光る源氏の君の美貌びぼう権勢をもってしても、なびかなかった女があったと、紫式部が
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
扨々御親切かたじけなし私しは本所松坂町に住む七右衞門と申す者なるが其金の譯と云ふは我等女房三年越の大病にて打臥うちふしり惣領のせがれ風眼ふうがんにて種々いろ/\療治致せ共當春よりとう/\兩眼共つぶれ何共詮方なく我等は老年に及びしうへ重病人に掛りて商賣等も致さず益々困窮にせまり今日を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)