微祿びろく)” の例文
新字:微禄
尤も御内儀はあの通りのきりやうで、その上世に珍らしい智慧者でございます。お里は微祿びろくでして、今は見る蔭もない暮しを
微祿びろくした舊幕臣の娘に育つて、おまけに私の母方はゝかたの祖父は、私の書いた「舊聞日本橋きうぶんにほんばし」の中に、木魚もくぎよの顏と題したほど、チンチクリンのお出額でこなのだが
日本橋あたり (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)