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御逼塞
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ごひっそく
ふりがな文庫
“
御逼塞
(
ごひっそく
)” の例文
もともと
御正嫡
(
ごせいちゃく
)
たる後深草には、何の御失政もあったのではない。それなのに、多年の
御逼塞
(
ごひっそく
)
とは、余りにお気のどくではないか。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
去年の秋には
御逼塞
(
ごひっそく
)
の沙汰が出ました、そうしていま年号が変る、万治という年は、綱宗さまを世に出し、また御隠居させるためにあったように思われます。
樅ノ木は残った:02 第二部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
綱宗さまの
御逼塞
(
ごひっそく
)
このかた、御本城の
礎
(
いしずえ
)
をゆるがしかねないような騒ぎが、幾たびとなく起こっているようです、わたくしは隠居の身で、御政治むきのことには一向に不案内ですけれども
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
陸奥守
(
むつのかみ
)
(綱宗)さまが公儀より
御逼塞
(
ごひっそく
)
に仰せつけられてから、
家中
(
かちゅう
)
の者が幾派かに分れ、互いにその勢力を
凌
(
しの
)
ごうとしたり、疑心をいだきあったりして、ない火の煙を立てようとしている
樅ノ木は残った:02 第二部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「殿の
御逼塞
(
ごひっそく
)
です」
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
逼
漢検準1級
部首:⾡
13画
塞
常用漢字
中学
部首:⼟
13画
“御”で始まる語句
御
御馳走
御前
御意
御座
御簾
御尤
御覧
御免
御堂