“御逼塞”の読み方と例文
読み方割合
ごひっそく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もともと御正嫡ごせいちゃくたる後深草には、何の御失政もあったのではない。それなのに、多年の御逼塞ごひっそくとは、余りにお気のどくではないか。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
去年の秋には御逼塞ごひっそくの沙汰が出ました、そうしていま年号が変る、万治という年は、綱宗さまを世に出し、また御隠居させるためにあったように思われます。
綱宗さまの御逼塞ごひっそくこのかた、御本城のいしずえをゆるがしかねないような騒ぎが、幾たびとなく起こっているようです、わたくしは隠居の身で、御政治むきのことには一向に不案内ですけれども