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御繁昌
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ごはんじょう
ふりがな文庫
“
御繁昌
(
ごはんじょう
)” の例文
御繁昌
(
ごはんじょう
)
と申したいでありますが、当節は余りござりません。以前は、
荘厳美麗
(
そうごんびれい
)
結構なものでありましたそうで。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
お
家
(
いえ
)
もいよ/\
御繁昌
(
ごはんじょう
)
でございましたが、
盈
(
み
)
つれば
虧
(
か
)
くる世のならい、奥様には
不図
(
ふと
)
した事が元となり、
遂
(
つい
)
に帰らぬ旅路に
赴
(
おもむ
)
かれましたところ、此の奥様のお
附
(
つき
)
の人に
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「お店の方も、追い追い
御繁昌
(
ごはんじょう
)
で、誠に結構でござります。」母親は話を変えた。
新世帯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
集めて遊ばせて下さるゥ……(
如何
(
どう
)
も声が出ないものですから、エヘン、エヘン——ウーイ、ウーイ、ウーイ)……御親切な福富さんの(ウーイ、ウーイ)ます/\
御繁昌
(
ごはんじょう
)
で(ウーイ、ウーイ)
表
(
おもて
)
の方から千両箱
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
御繁昌
(
ごはんじょう
)
の
旦那
(
だんな
)
から、一杯おみきを遣わされ、と
咽喉
(
のど
)
をごくごくさして、口を開けるで、さあ、飲まっせえ、と
注
(
つ
)
ぎにかかる、と
幾干
(
いくら
)
か差引くか、と念を推したげで、のう、ここらは
確
(
たしか
)
でござりました。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
「これは、おかみさま、
御繁昌
(
ごはんじょう
)
。」
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
繁
常用漢字
中学
部首:⽷
16画
昌
漢検準1級
部首:⽇
8画
“御繁昌”で始まる語句
御繁昌様