御維新ごゐつしん)” の例文
明治めいぢのはじめを御維新ごゐつしんときひまして、あの御維新ごゐつしんときから、どんなお百姓ひやくしやうでも立派りつぱ苗字めうじをつけることにつたさうです。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
ところ御維新ごゐつしんかた時勢じせい変遷へんせんで次第に家運かうんの傾いて来たをりをり火事にあつて質屋はそれなりつぶれてしまつた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)