御犬おいぬ)” の例文
三六 猿の経立ふつたち御犬おいぬの経立は恐ろしきものなり。御犬とは狼のことなり。山口の村に近きふた石山いしやまは岩山なり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
『どこへ失せた、御犬おいぬ野郎は』
鍋島甲斐守 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三六 猿の経立ふったち御犬おいぬの経立は恐ろしきものなり。御犬おいぬとはおおかみのことなり。山口の村に近きふた石山いしやまは岩山なり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
海道一帯の平地の民が、山住様に帰伏する心持は、なんと本社の神職たちが説明しようとも、全く山の御犬おいぬを迎えてきて、魔障盗賊ましょうとうぞくを退ける目的の外に出なかった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)