御清穆ごせいぼく)” の例文
謹啓、厳寒のみぎり愈〻御清穆ごせいぼくわたらせられ大慶のいたりに存じ上げます。毎々多大の御厚情をこうむり有難一同深く感謝致して居ります。
ガラマサどん (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
時下じか残暑ざんしょしのぎがたく候処そうろうところ益〻ますます御清穆ごせいぼく御事おんこと存上候ぞんじあげそうろう 却説さて 伯爵様はくしゃくさま折入おりいって直々じきじき貴殿きでん御意得度思召ぎょいえたきおぼしめし被在候間あらせられそうろうあいだ明朝みょうちょう御本邸ごほんてい御出仕可然ごしゅっししかるべく此段申進候このだんもうしすすめそうろう 早々そうそう頓首とんしゅ
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)