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御櫃
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おひつ
ふりがな文庫
“
御櫃
(
おひつ
)” の例文
故のペンが無言の
業
(
ぎょう
)
をさせられた口惜しまぎれに折を見て元利共取返そうという勢でくるからたまらない。一週間無理に断食をした先生が八日目に
御櫃
(
おひつ
)
を抱えて奮戦するの
慨
(
ママ
)
がある。
漱石氏と私
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
もとのペンが無言の業をさせられた口惜しまぎれに折を見て元利共取返そうと云う勢でくるからたまらない。一週間無理に断食をした先生が八日目に
御櫃
(
おひつ
)
を抱えて奮戦するの慨がある。
倫敦消息
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
夏にでも成ると、土藏の
廂間
(
ひあはひ
)
から涼しい風の來るところへ
御櫃
(
おひつ
)
を持出して、その上から竹の
簾
(
すだれ
)
を掛けて置いても、まだそれでも暑さに蒸されて御櫃の
臭氣
(
にほひ
)
が御飯に移ることがあります。
幼き日:(ある婦人に与ふる手紙)
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
櫃
漢検1級
部首:⽊
18画
“御”で始まる語句
御
御馳走
御前
御意
御座
御簾
御尤
御覧
御免
御堂