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御師匠
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おししょう
ふりがな文庫
“
御師匠
(
おししょう
)” の例文
その帰りがけ長吉に残した最後の言葉はその母親の「
御師匠
(
おししょう
)
さんのおばさん」にもよろしくいってくれという事であった。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「やあおめでとう、大層立派に御化粧が出来ましたね」「ええ去年の暮
御師匠
(
おししょう
)
さんに買って頂いたの、
宜
(
い
)
いでしょう」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
且
(
かつ
)
は
我子
(
わがこ
)
を育てんという気の
張
(
はり
)
あればおのずから弟子にも親切あつく良い
御師匠
(
おししょう
)
様と世に用いられて
爰
(
ここ
)
に
生計
(
くらし
)
の糸道も明き細いながら
炊煙
(
けむり
)
絶
(
たえ
)
せず安らかに日は送れど
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
同種同文、
而
(
しか
)
して
御師匠
(
おししょう
)
さんまで同一であるから、日本に依って支那を開発させるのは至当である。
東亜の平和を論ず
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
「まアお珍しいじゃありませんか。ちょいと
今戸
(
いまど
)
の
御師匠
(
おししょう
)
さんですよ。」と
開
(
あ
)
けたままの格子戸から
家
(
うち
)
の
内
(
なか
)
へと知らせる。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
「一体あなたの
所
(
とこ
)
の御主人は何ですか」「あら御主人だって、妙なのね。
御師匠
(
おししょう
)
さんだわ。
二絃琴
(
にげんきん
)
の御師匠さんよ」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
匠
常用漢字
中学
部首:⼕
6画
“御師”で始まる語句
御師
御師範