御入来ごじゅらい)” の例文
旧字:御入來
ヤレ御入来ごじゅらい下され、御来車ごらいしゃ下され、御抂駕ごおうが下され、御来臨ごらいりん下され、御賁臨ごふんりん下されなんぞと一つ事を十通りも知らなければならん。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
白頭の総髪そうがみひげも白く、眼中するどくして、衣類は絹太織、浅黄小紋の単物ひとえもの縮緬ちりめんの羽織を着し、朱鞘しゅざやの大小を横たえきたり、「珍客の御入来ごじゅらいとて、招きに応じ参りたり」
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
御面談申度もうしたき有之候これありそうろうみょう十一日朝五つ時当屋敷へ御入来ごじゅらい有之候よう美作守みまさかのかみ申付候此段得御意ぎょいをえ候以上
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「いよウ、これは、ようこそ御入来ごじゅらい
顎十郎捕物帳:03 都鳥 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
いそいで御入来ごじゅらい。(口)
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)