御光みひかり)” の例文
読み返しくに、はづかしきことのみ多き心の跡なれば、あきらかにやはらぎたるあら御光みひかりもとには、ひときはだしぐるしき心地ぞする。晶子
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
「おことが、罪の戸に手をかけたとたんに、その眸を射た光こそ、弥陀みだ本体の御光みひかりでのうてなんとするぞ」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「わしはまた、明日あすから、次の新しい荒地こうちを耕やそう。仏の御光みひかりのとどかぬ所を、またその法悦を知らぬ衆生を導くのが、この愚禿ぐとくにふさわしいお勤めでもある」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)