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御作
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おさく
ふりがな文庫
“
御作
(
おさく
)” の例文
御作
(
おさく
)
さんは起きるが早いか、まだ
髪結
(
かみゆい
)
は来ないか、髪結は来ないかと騒いでいる。髪結は
昨夕
(
ゆうべ
)
たしかに頼んでおいた。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「今年はこゝいらに
列
(
なら
)
べたいと存じますが、いかがでせう。御異存が有りませんでしたら、
何
(
ど
)
うか
御作
(
おさく
)
を一枚……」
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
拝啓久しく御無沙汰に打過ぎ
候段
(
そうろうだん
)
平
(
ひら
)
に
御宥免被下度
(
ごゆうめんくだされたく
)
候しかし毎度新聞雑誌にて面白き
御作
(
おさく
)
拝見
仕
(
つかまつ
)
りわれら芸術主義の
徒
(
と
)
のためかつは徳川の懐かしき趣味のため御奮闘ありがたく
奉感謝
(
かんしゃたてまつり
)
候
書かでもの記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
その
後
(
ご
)
私は「
御作
(
おさく
)
が好い御客に引かされた」という
噂
(
うわさ
)
を、
従兄
(
いとこ
)
の
家
(
うち
)
で聞いた。従兄の家では、この女の事を
咲松
(
さきまつ
)
と云わないで、常に御作御作と呼んでいたのである。
硝子戸の中
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「ほう、神経衰弱。それはお困りでせう。さう言へば、近頃一向
御作
(
おさく
)
が無いやうですね。」
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
作
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
“御作”で始まる語句
御作法
御作事
御作事中
御作事方
御作事奉行
御作事方書役