“御作”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おさく57.1%
ぎょさく28.6%
ごさく14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御作おさくさんは起きるが早いか、まだ髪結かみゆいは来ないか、髪結は来ないかと騒いでいる。髪結は昨夕ゆうべたしかに頼んでおいた。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「御承知でもござろうが、日光什宝じゅうほうのうち、まずその筆頭にあげられるのは、本坊輪王寺に納めある開山上人かいさんしょうにん御作ぎょさくの、薬師仏やくしぶつ御木像ごもくぞう一体……」
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「私は房州某寺なにがしでらの住職でござるが、先生の御作ごさくを戴いて、永く寺宝としてのちに伝へたいものだと存じますので。」と所禿ところはげのある頭を鄭寧ていねいに下げた。