御作ぎょさく)” の例文
「御承知でもござろうが、日光什宝じゅうほうのうち、まずその筆頭にあげられるのは、本坊輪王寺に納めある開山上人かいさんしょうにん御作ぎょさくの、薬師仏やくしぶつ御木像ごもくぞう一体……」
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
高祖開闢かいびゃくの霊場で、高祖の心血の御作ぎょさくたる「座禅儀」を拝誦するありがたさが彼の心身に、ひしひしと浸み渡った。
仇討三態 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
「日光には、たしか弘法大師御作ぎょさくの不動尊の御木像おんもくぞうも、あるはずじゃが、あれは、寂光寺じゃくこうじの宝物でござったかナ?」
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)