“後腹”の読み方と例文
読み方割合
あとばら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
親の敵として自分を狙う、恐ろしい女であるがゆえに、いっそ後腹あとばら病めぬよう、討って取るのが至当だのに討ち取ろうともしなかった。
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
善昌の申し立てによると、自分は殺すほどの気はなかったが、お国がいっそ後腹あとばらの病めないように殺してしまえと勧めたのだということです。
半七捕物帳:21 蝶合戦 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
おいらを、この弥太一を生かしておきゃ後腹あとばらが病めるからと、バッサリやりやがったんです。斬ったが何よりの証拠なんだ。