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律師
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りっし
ふりがな文庫
“
律師
(
りっし
)” の例文
源氏の母君の
桐壺
(
きりつぼ
)
の
御息所
(
みやすどころ
)
の兄君の
律師
(
りっし
)
がいる寺へ行って、経を読んだり、仏勤めもしようとして、二、三日こもっているうちに身にしむことが多かった。
源氏物語:10 榊
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
また、従軍僧のうちの二位ノ僧都専親は二位ノ尼の養子、
律師
(
りっし
)
仲快は教盛の子、
阿闍梨祐円
(
あじゃりゆうえん
)
は経盛の弟——といったふうに、これもみな血縁の人々だった。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
後に彼を
律師
(
りっし
)
とした。以来、清盛のことを慈慧僧正の生れ変りだという説が
流布
(
るふ
)
されたのである。
現代語訳 平家物語:06 第六巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
と、
称
(
とな
)
えあい、中腹の岩壁像のまえでは、山の
律師
(
りっし
)
、
成就坊
(
じょうじゅぼう
)
たちが、盛大な戦勝祈願を
執
(
と
)
りおこなった。そして式には、天皇以下も列せられて、その場から、万里小路藤房へ
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この宮——ただしくいえば大塔ノ宮
二品親王
(
にほんしんのう
)
は——かくてその随身、光林坊玄尊、
赤松
(
あかまつ
)
ノ
律師
(
りっし
)
則祐
(
そくゆう
)
、
木寺
(
きでら
)
ノ
相模
(
さがみ
)
、岡本ノ三河坊、村上彦四郎、片岡八郎、平賀三郎、矢田彦七らと共に
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“律師”の意味
《名詞》
律 師(りっし)
戒律を保ち徳望の高い僧。
僧都の次の僧官。
(出典:Wiktionary)
律
常用漢字
小6
部首:⼻
9画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
“律師”で始まる語句
律師様
律師仲快
律師則祐
律師忠快