彼時あれ)” の例文
今日彼時あれからったら親方がいやな顔をしてこの多忙いそがしい中を何で遅く来ると小言こごとを言ったから、実はこれこれだって木戸の一件を話すと、そんな事は手前てめえの勝手だって言やアがる
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
『三、四年振りでしたねえ。矢つ張りずつと彼時あれから東京でしたか?』私は言つた。
我等の一団と彼 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)