“彼南”の読み方と例文
読み方割合
ペナン100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せめて別府べっぷ行きの紅丸でもいいから、それに乗ってあのペンキのにおいをぎ廻って見たいと思う。鼻から彼南ペナン、印度洋、マルセイユがよみがえってくるのだ。
(国を出て西に航行すること二十日、海洋のけしきは日々新しく、今朝、船は彼南ペナン港に入れば、緑の葉と紅の花がさきみだれて、暦の上の十二月はあたかも春のようである。)
西航日録 (新字新仮名) / 井上円了(著)
三月六日 彼南ペナン著、上陸。
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)