当今とうこん)” の例文
旧字:當今
道化の軽視される当節に於て(あえ当今とうこんのみならず、全ての時代に道化は不遇であったけれども——)道化もまた、悲劇喜劇と同様に高い精神から生み出されるものであって
FARCE に就て (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
掛替かけかゆる折滬上こじょう当今とうこんの書家高邕こうようといふ人の書きける小杜しょうと茶煙禅榻さえんぜんとう七絶しちぜつすらすらと読下よみくだしける才識に母上このもの全く世の常の女にあらじと感じたまひてこのたびの婚儀につきては深くその身元のあしよしを
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
当今とうこん、新刀の振るわないことはどうじゃ?」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)