“当下”の読み方と例文
旧字:當下
読み方割合
とうげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八歳の龍女当下とうげに成仏のためしをひいて、たとい罪業のふかい女人にょにんにもあれ、その厚い信仰にめでて、一度は対面して親しく教化をあたえて貰いたいと、しきりに繰り返して頼んだ。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
当下とうげに即ちりょうするという境界に至って、一石を下す裏に一局の興はあり、一歩を移すところに一日のよろこびは溢れていると思うようになれば、勝ってもとより楽しく、負けてまた楽しく
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
八歳の龍女が当下とうげに成仏したことは提婆品だいばぼんにも説かれてあります。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)